
足立美術館の玄関口。黒御影石に刻まれた重厚な看板と、整えられた松の緑が来館者を迎えます。この時点で「ただの美術館ではない」と感じさせる、庭と建築の一体感が魅力です。

水の音が響くつくばい。濡れた岩肌とみずみずしいシダが涼やかな印象を与え、五感で味わう癒しの空間になっています。

山の稜線を借景として取り込み、庭そのものが自然の一部として溶け込んでいます。大小さまざまな石と刈り込みが織りなす構図は、動きと静けさの絶妙なバランスを生んでいます。

自然の山並みと一体化した庭園の奥行きある構図。遠くの景色があたかも一つの絵画のように収まっており、足立美術館が「庭園もまた芸術である」と言われる理由がここにあります。
写真だけでは伝えきれない、風が揺らす木々や水のせせらぎ――。
足立美術館の魅力を余すことなく記録した映像も公開中です。
より深く味わいたい方は、ぜひYouTubeでご覧ください。
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