一度は見てほしい静寂の傑作|京都・大仙院の枯山水が語る禅と石の美A Masterpiece of Stillness You Must See | Zen and Stone Beauty in Daisen-in’s Dry Garden

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京都・大仙院に広がる枯山水庭園は、静寂の中に禅の精神と石の美が息づく傑作です。
白砂に立つ二つの砂山から始まるこの空間にはこの後の庭園に想像が膨らみます、

この石組みは、禅の理想郷「蓬莱山(ほうらいさん)」を表しています。
古代中国の神話では、東海に浮かぶ不老不死の仙人が住むとされた三神山——蓬莱・方丈・瀛洲(えいしゅう)——その中でも最も尊ばれたのが蓬莱山です。

日本庭園では、この蓬莱山を庭の中に築き上げることで、永遠の命、そして理想の世界を象徴してきました。

ここ大仙院の庭でも、中央にそびえる大石を蓬莱山、その左右に脇侍するように小さな石組みを配置し、仙人の住む山としての物語をつむいでいます。

石はただの構造物ではなく、思想と時を宿す存在。

別の角度から眺めると、さらにその工夫がよくわかります。
この庭は、実はそれほど広くないんです。
けれど石の配置、流れ、奥の高さ、そして植栽の重なりで、奥行きがぐっと深く見えるようになっている。

限られた空間に、無限の広がりを感じさせる。
これは、ただの配置じゃなく、「どう見せたいか」を突き詰めた技術の高さがあってこそです。
俺的に言えば、“魅せる構成力”ですね。
これがあるかないかで、庭の空気感はまったく違ってくるんです。

詳しくは動画をご覧ください。


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